counter

ぎょくろのいろつやのすばらしいさま

高橋大輔さんの一ファンの忘備録※リンクフリーではありません

〜I'm sorry,mama、スキップ、ターン

【I'm sorry,mama】 桐野夏生 著

殺人や放火を事も無げにするアイ子
それは、ノートに書いたものを消しゴムで消すように
不要なものは消せばいい
そんなアイ子の視点から書かれているので不気味な話ですが
テンポがよく、力強い感じで書かれているので
嫌な気持ちになりながらも、わりと読むの早かったし
終わり方も、さっぱりとしてて酷い話の割りに良かったです
I'm sorry, mama. (集英社文庫)

                                                                                                                                                                    • -

【スキップ】 北村薫 著

さっきまで17歳だったのに、転寝から起きると
25年先にスキップしていた
42歳の私には夫がいて17歳の娘がいる

前向きな姿勢が、この主人公の魅力ですが
20代30代って結構面白いのに
その時期を飛び越えて42歳になってしまったら損した気分...
しかも教壇に立つだなんて、無理じゃない?
不思議な話、好きな感じの話でした
スキップ (新潮文庫)

                                                                                                                                                                    • -

【ターン】 北村薫 著

29歳の版画家の真希は、ある暑い夏の日
交通事故にあう
眠りから覚めると、見慣れた自宅
そこは見慣れたはずの街だった...

スキップが面白かったので引き続きターンも読む
感想とは関係ないけど、北村薫って男性だったのね...
女性の目線から描いている作品がほとんどだし
女性の方だとばかり思っていました、思い込みって怖い
だからといって、どうってことはないんですけど
この本を途中まで読みながら、転寝してしまったのですが
起きたとき辺りは薄暗くて、静かで
もし、この主人公のようにターンしてしまったら怖いな...
なんて少し寝ぼけた頭で考えている自分が可笑しかったです
ターン (新潮文庫)

                                                                                                                          • -

※これはあくまで、独断と偏見で書かれています

                                                                                                                          • -